離婚する家の共通点とは?熟年離婚する家としない家の違いを住宅点検で見た話【共働き・2児のパパ体験談】
- yutaromaru111
- 7月14日
- 読了時間: 3分
更新日:8月5日
「このまま歳を重ねたら、うちの夫婦は仲良くいられるだろうか」——ふと、そんな不安がよぎったことはありませんか。
子育てに追われ、気づけば会話が業務連絡みたいになっている。そんな毎日の先に、あたたかい老後が待っているのか、それとも「熟年離婚」なのか。正直、少し怖くなる瞬間があります。
かつて僕は住宅メーカーで、たくさんのお宅を点検して回る仕事をしていました。建てて20年、30年が経ったご夫婦の暮らしを、間近で見てきたのです。そこで気づいた「熟年離婚する家」と「しない家」の違いを、2児のパパとして、今日はお話しさせてください。
20年後・30年後の夫婦は「玄関の数分」でわかる
会社員時代、自社で建てたお宅の定期点検で、OBのお客さまの家に上がらせてもらう仕事がありました。生活感のただよう、他人の暮らしの真ん中にお邪魔する、なかなか特殊な仕事です。
壁の傷、床のきしみ、屋根の様子。家をひととおり点検するのですが、僕はいつも、家と同じくらい——いや、それ以上に、そこに住むご夫婦のことをこっそり観察していました。
家を建てた当時、20代30代だったご夫婦が、点検の頃には60代になっている。お子さんはとっくに巣立ち、家には定年間近のご主人と奥さまの二人きり。
同じように歳を重ねているはずなのに、僕にはご夫婦がはっきり2種類に見えました。仲のいいご夫婦と、そうでないご夫婦です。
不思議なもので、玄関に上がってお茶を出してもらうまでのほんの数分で、だいたい分かってしまう。空気が、まるで違うのです。片方の家はあたたかくてやわらかく、もう片方の家は、居るのが少しつらい。
熟年離婚しない夫婦に共通する、たった一つのこと
仲のいいご夫婦には、はっきりとした共通点がありました。お互いが、お互いを立てるのです。
ご主人がぽつりと言います。「現役の頃、妻に支えてもらってねえ。一緒に頑張ってきたんですよ」。すると奥さまが少し照れながら返す。「いえいえ、主人が仕事を頑張ってくれたから。私はそれを支えられただけで」。
点検にお邪魔しただけの僕まで、なんだかあたたかい気持ちになって帰る。そういう家って、素敵だなあと思いました。そして勝手に、自分たち夫婦の30年後を、その光景に重ねていたのです。
一方で、そうでないご家庭もありました。ご主人が奥さまの愚痴を言い、奥さまがご主人の不満をこぼす。お互いの悪口を、僕という他人の前で口にする。その空間にいるのは、正直、心が痛かった。
同じ年月を過ごして、なぜこんなに差がついたのだろう。長いあいだ、僕はそれを考え続けました。
その分かれ道は、大事件ではなく「今日の一言」から始まっている
僕なりにたどり着いた答えがあります。30年後のあの差は、きっと大きな事件で決まったのではない、ということ。
「ありがとう」を言えた日と、言えなかった日。相手を立てた瞬間と、責めた瞬間。その小さな積み重ねの、途方もない合計なんだと思います。
つまり、それは遠い未来の話ではなく「今日」から始まっている。今、僕が妻にかける一言。感謝を飲み込むか、口に出すか。その一回一回が、30年後のリビングの空気を、少しずつつくっているのです。
特別な日はいらない。感謝を伝えるのは「今日」でいい
我が家も、正直、毎日バタバタです。4歳と2歳を追いかけ回し、夫婦の会話が業務連絡みたいになる日もあります。
それでも、あの点検で出会ったあたたかいご夫婦を思い出すと、ふっと背筋が伸びる。妻に「いつもありがとう」と言うのに、記念日も特別なイベントもいりません。今日、言えばいい。
家は、30年かけて、住む人の関係をゆっくり映し出していきます。どんな家にしていくかは、たぶん大きな決断よりも、今日の小さな一言のほうにかかっている。
あなたは今、パートナーのどんなところに感謝していますか。よかったら、今日いちばん近くにいる人に、ひとこと伝えてみてください。




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