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夫婦で子育ての基準がズレるのがつらい|夜のおやつ問題でため息をつかれた日【4歳・2歳のパパ】

  • yutaromaru111
  • 11 時間前
  • 読了時間: 3分

「この子、将来とんでもない子になるかもしれない」


親バカ全開の妄想だけど、そう思う瞬間って、たぶん誰にでもあると思う。


わが家の場合、それは長男がまだ1歳のときにやってきた。しかも、きっかけはアンパンマンラーメンだった。


夜8時に「ラーメンたべたい」と言われた夜


その夜、妻がお風呂に入っている間、ぼくは1歳の長男とリビングで遊んでいた。時計は夜8時ごろ。


「パパ、アンパンマンラーメン、たべたい」


子ども用のインスタントラーメンだ。お湯を入れるだけでできて、味も少し濃くて、アンパンマンのナルトが入っている。当時の長男は、これにハマっていた。


夜のおやつを食べさせていいのか、判断できなかった


さて、困った。


数時間前に夕食を食べたばかりのはず。でも、足りなかったのだろうか。


(え、こんな時間に食べていいのかな?)(でも、なんかすごい食べたそうだな……)


正直に言うと、この頃のぼくには判断ができなかった。


脱サラした直後で、とにかく仕事ばかりしていて、家にいなかったからだ。子どもの生活リズムも、妻の日々の大変さも、いまいち把握できていなかった。


それでも、迷った末に作った。満足そうに、はふはふと食べる長男。かわいい。よし、正解だったな、と思った。


妻の「どんだけ食べるのよ!」


お風呂から上がってきた妻が、その光景を見て、ため息まじりに言った。


「また、アンパンマンラーメン食べてるの? どんだけ食べるのよ!」


……ですよね。


(ああ、食べさせないほうが良かったのか。申し訳ないことしたな)


そう思ったのも束の間だった。


「ママにアンパンチしといて」


ドン、と1歳の長男が机を叩いた。そして、ママをにらみつけて言い放った。


「パパ? ……ママにアンパンチしといて?」


思わず、吹いた。


当時の長男は1歳。2語をつなげて言えるかどうか、という言語レベルのはずだった。


その1歳児が、自分では手を出さず、パパに実行を依頼する。自分の欲求を守るために、味方を確保して、相手に対抗する。


1歳で、そんな高度なことができるのか。こいつは大物になるぞ、と本気で感心した。


子育ての基準がズレるのは、情報量が違うから


ただ、いま振り返ると、この話にはもうひとつの側面がある。


あの夜、ぼくが判断できなかったのは、家にいなかったからだ。


長男が最近どれくらいラーメンを食べているのか。夜の食事が翌朝にどう響くのか。妻はそれを全部わかっていて、日々コントロールしていた。


だから、あの「どんだけ食べるのよ!」は、単なるイライラじゃなかったと思う。毎日の積み重ねを守っている人の、当然の一言だ。


そこに、たまに家にいるパパがふらっと現れて、あっさりラーメンを作る。……そりゃ、言いたくもなる。


夫婦の子育て方針がズレているように見えるとき、価値観が違うのではなくて、単に持っている情報量が違うだけ、ということは多い。


たった一言、聞くだけでよかった


いま同じ場面になったら、ぼくは「食べさせていい?」と、風呂場のドア越しに聞くと思う。


たった一言、確認するだけでよかったのだ。判断の材料を持っている人に聞く。それだけで、あのため息はなくなっていた。


あの夜の長男の一言は、いまでも家族の語り草になっている。板ばさみになったパパを、1歳が全力で守ろうとしてくれた。……まあ、自分のラーメンを守っただけかもしれないけれど。


あなたのお子さんが放った、忘れられない一言はなんですか?


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