子どもとの時間は今しかない|「すぐ大きくなるよ」と言われて考えたこと【4歳・2歳のパパ】
- yutaromaru111
- 6 日前
- 読了時間: 4分
経営者の先輩と話していると、わりと高い確率でこの言葉が出ます。
「子どもなんて、すぐ大きくなって、一緒に遊んでくれなくなるよ?」
みなさん、先を行く人生の先輩です。悪気があるわけでもありません。でもその続きに、こんなニュアンスが乗っていることがあります。
「だから、そこばかりに時間をかけてもしょうがないよ?」
そのたびに、ぼくは小さな違和感を飲み込んできました。いや、待ってください。すぐ大きくなるなら、なおさら今なんじゃないですか。
「すぐ大きくなる」から出る2つの結論
不思議だなと思います。先輩とぼくは、まったく同じ事実を共有しています。
子どもはすぐ大きくなる。一緒に遊べる時期は短い。ここに異論はありません。むしろ痛いほどそう思います。
なのに、そこから出てくる結論が真逆になるのです。
先輩:どうせ終わるんだから、そこに時間をかけてもしょうがない
ぼく:終わりがあるんだから、今この瞬間に向き合いたい
同じ前提から、なぜこうも違う答えが出るのでしょうか。しばらく考えて、ひとつの仮説にたどり着きました。
思い出には複利が効く|回収するのはずっと先
たぶん違うのは、回収する期間です。
ビジネスの世界では、投じた時間に対してリターンがあるかを考えます。当たり前です。ぼくも仕事ではそう考えます。
その物差しで子育てを見ると、こうなります。「数年で終わるものに、資源を投じてもリターンが小さい」
でも、ぼくは逆だと思っています。思い出には複利が効くからです。
子育ての最中にも、子育てが終わったあとにも、そして老後や、人生を振り返るときにも、ずっと効いてきます。
ためしに想像してみてください。人生を振り返ったときに「あのとき、子どもと過ごしすぎたな」と後悔している自分が、ぼくには1ミリも想像できません。
逆はどうでしょうか。「あのとき、もっと一緒にいればよかった」
こっちは、あまりにも簡単に想像できてしまいます。
つまり、リターンが小さいのではありません。回収するのが、ずっと先なだけなのです。数年で終わるのは投じられる期間であって、受け取る期間ではありません。
今しかベットできないものにベットする
子育てが終われば、仕事にはもっと時間をベットできるようになります。これは、けっこう大事な点だと思っています。
仕事は、20年後も、やろうと思えばできます。でも、4歳の長男、2歳の次男と過ごせる時間は、今しかありません。
あの言葉は、アドバイスではなく後悔なのかもしれない
とはいえ、ここで先輩たちを「わかってない人」にしてしまうのは違うと思っています。
最近は、こう思うようになりました。あの言葉は、アドバイスではなく後悔なのかもしれない、と。
「すぐ大きくなるよ」と言うとき、みなさん少し遠い目をしています。事業を大きくして、家族を養って、結果を出してきた人たちです。そのぶん、子どもと過ごせなかった時期も、たぶんあります。
そして今、それを取り返すことができないと知っています。だから「しょうがない」と言う。自分にそう言い聞かせるように。
もしかしたら、いちばん「今を大事にしろ」と思っているのは、あの人たちなのかもしれません。
仕事から逃げているわけではない|物差しの期間を伸ばす
ぼくは「仕事より家族」と言いたいわけではありません。生活があるし、家族を養う責任もあります。仕事は真剣にやります。
ただ、判断するときの期間を長く見ているだけです。
「この時間は、今月どんなリターンになるのか」。その物差しだけで測ると、子どもとの時間はいつも負けます。
だから、測る期間を伸ばします。人生の最後に振り返ったときにどう見えるか。そこまで引いて見ると、答えはけっこうあっさり出ます。
次に先輩に言われたら、たぶんぼくはこう答えます。「そうなんですよ、すぐ大きくなっちゃうんですよね」
……で、心の中でこう続けます。(だから、今なんです。)
あなたが今、いちばん時間を使いたいことはなんですか。
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