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毎日新聞「男の気持ち」に掲載|580字に書いたのは、2番手パパの朝ごはん

yutaromaru111
10月5日
読了時間: 4分

「ねえパパ、寝るときはママがいいけど、朝はパパがいいの。なんでだろ?」


休日の朝。まだ眠そうな4歳の長男が、寝室から出てきて、私の隣にすとんと座った。


コーヒーをいれる手が、少し止まった。


うれしい。


でも、「寝るときはママ」というところには、少しだけ寂しさもある。


子どもの言葉を、こんなに細かく受け取ってしまう自分がいる。


家族を大切にしたい。ちゃんと関わりたい。だからこそ、「ママがいい」のひと言が、胸に残る日もあった。


毎日新聞「男の気持ち」に載ったのは、こんな朝の話


そんな朝の出来事を書いた文章が、9月23日の毎日新聞「男の気持ち」に掲載していただいた。


タイトルは「朝はパパがいい」。


載ったのは立派な子育て論でも、父親としての成功談でもない。


「自分は2番手なのかな?」と、少しだけ落ち込んでいたパパの話。笑


「男の気持ち」はどんな欄?投稿の方法


「男の気持ち」は、毎日新聞のくらしナビ面に載っている読者投稿のコラムだ。「女の気持ち」と並んでいる。


普段思っていること、夫や妻、子どもや親への思いなどを、580字程度にまとめて送る。送り方は、毎日新聞の投稿フォームか郵送。郵送なら郵便番号・住所・氏名・年齢・職業・電話番号を書いて、毎日新聞「女(男)の気持ち」係へ。ファクスでは受け付けていない。


立派な話じゃなくていい。この欄に載っているのは、だいたい家の中の小さな出来事だ。


ママを呼ぶ夜と、「朝はパパがいい」


あまえたいとき。泣いたとき。こわい夢を見たとき。


長男が呼ぶのは、決まってママ。


パパもそばにいるんだけどな、と感じることがあった。


妻がいてくれる安心と、自分が選ばれない寂しさ。両方あるから、ややこしい。


でも、長男は「朝はパパがいい」と言ってくれた。


それなら、まずはその朝を大切にしてみよう。


パパにできたのは、トーストを焼いて、そこにいること


その日は、いつもより少し早く起きて、2人分のトーストを焼いた。


次男も起きてきて、朝からにぎやかな食卓に。


特別な準備も、気の利いた遊びもない。


パパにできたのは、パンを焼いて、そこにいること。


長男の「なんでだろう?」には、たぶん、深い説明なんてなかった。


「朝はパパがいい」それだけで、少し肩の力が抜けた。


子どもとの時間を、どこかで採点していた


振り返ると、私は子どもとの時間を、どこかで採点していたのかもしれない。


泣きやませられたか?

寝かしつけられたか?

自分を選んでくれたか?


仕事なら、できたことが成果として見えやすい。だから家庭でも、何か分かりやすい手応えが欲しかったのかもしれない。


でも、子どもは私に評価をつけるために、ママを呼んでいるわけではない。


あの朝、隣に座ってくれたことまで、「寝るときに選ばれなかった」で小さくしてしまうのは、もったいない気がした。


明日も同じ言葉を言ってくれるとは限らない。


それでも、今日一緒に朝ごはんを食べた時間は残る。


まずは、その小さな時間をちゃんと受け取ってみたい。


夜の見え方も、少し変わった


一日が終わって、部屋が暗くなる。子どもにとっては、心細くなる時間なのかもしれない。


そこで安心させられる妻の力を、うらやましがっていたのかもしれない。「自分もできるようになりたい」の中に、「自分も選ばれたい」が混ざっていたかもしれない。


たとえば、夜の支度を先に済ませる。翌朝のごはんを用意する。妻に、明日の朝は少しゆっくりできそうか聞いてみる。


子どもに選んでもらうことばかり気にしていると、目の前にある出番を見落としてしまう。


父親として胸を張れる大きな出来事より、トーストを焼く朝のほうに、自分らしい関わり方があった気がする。


何者かにならなくても、家族の中に自分の出番はある。


カゾクキカクで届けたいのも、こういう日常の中にある、小さな気づきです。


明日、家族とのどんな時間を大切にしたいですか?


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