おもちゃを買わない|段ボールで作った剣が4歳の工作になって返ってきた【4歳・2歳のパパ】
- yutaromaru111
- 5 日前
- 読了時間: 3分
4,800円のおもちゃの剣を、買わずに帰った日があります。
代わりに家で段ボールとアルミテープをひっぱり出して、必死に作りました。そのときは「高いから」というだけの、その場しのぎのつもりでした。
でも数か月後、4歳の長男がまったく同じことを、今度はぼくのためにしてくれたのです。
パパだけポケモンを持っていない問題
「パパー、ポケモンごっこやろー」
4歳の長男は、いまポケモンブームのまっただ中です。クレーンゲームでミュウのぬいぐるみを手に入れてから、それを使ったポケモンごっこをやたらとやりたがります。
ただ、ひとつ問題がありました。パパはポケモンを持っていないのです。
そこで長男は、むかし買った犬のぬいぐるみを取り出してきて、こう言いました。
「パパは、このポケモンね。これをポチエナにしよう」
……仮装ポチエナ。強引に設定を付与された、元・犬。どう見ても犬です。
そのたびにぼくは、何の気なしにこぼしていました。
「パパもポケモン、ほしーなー」
深い意味はありません。ただの独り言でした。
4歳が「パパに作ってあげる」と言い出した
先日、長男が突然こう言い出しました。
「パパに、レックウザ作ってあげる!」
……え。
工作で、パパのポケモンを作ってくれると言うのです。うれしかったのは、自分のではなく「パパの」を作る、というところでした。
そして、しばらくして完成したレックウザを手に、長男が言った一言でぼくは固まりました。
「パパが作ってくれたやつと一緒だね!」
「パパが作ってくれたやつ」の正体は段ボールの剣だった
一瞬なんのことかわからず、数秒考えてハッとしました。
剣です。
以前、旅行の帰りにおみやげ屋で、長男がおもちゃの剣を欲しがったことがありました。値札を見たら4,800円。つい口から出たのが「高すぎて買えないわ、自分で作ればいいだろ」でした。
「じゃあパパがつくってよー」と返されて、完全に追い込まれました。
家に帰って、段ボールとアルミテープで必死に作ったのが、あの剣です。
あれを覚えていたのか。しかも、ただ覚えていただけではなく、同じことを自分がやる側でやってみせたのです。
おもちゃを買わないと、子どもに何が残るのか
あの日ぼくが長男に渡したのは、段ボールの剣という「モノ」だと思っていました。
でも違いました。長男が受け取っていたのは「ないものは、作ればいい」という考え方のほうだったのです。
買ってもらえなかった経験は、その場では不満かもしれません。でも、代わりに親が手を動かす姿を見せると、子どものなかには「作る」という選択肢が残ります。
おもちゃを買わないことは、我慢をさせることではなく、別の方法を手渡すことなのかもしれません。
見られているのは、いいところだけではない
「パパもポケモン、ほしーなー」は、本当にただの独り言でした。おねだりのつもりも、期待もありませんでした。
それを長男は拾って、覚えていて、自分ができる方法で解決してくれました。
見てるんだな、と思います。言ったことも、やったことも、ぜんぶ。
うれしい反面、少しこわくもあります。イライラした言い方も、面倒くさそうな態度も、同じように拾われているということだからです。
まとめ|親がやったことは、形を変えて返ってくる
いま、ぼくの手元には長男お手製のレックウザがあります。
これは、あの日の段ボールの剣が形を変えて返ってきたものです。
親がやったことは、こうやって返ってくる。だとしたら、今日ぼくがやっていることも、いつか同じように返ってくるのでしょう。ちょっとこわい。でも、少し楽しみでもあります。
お子さんは、あなたの何を真似していますか。
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