子どもにYouTubeを見せたあとに聞く2つの質問|罪悪感が会話に変わった
- yutaromaru111
- 12 時間前
- 読了時間: 3分
「はい、これ見てて」
タブレットを渡した瞬間、家が静かになる。
そして、ほんの少しだけ、罪悪感が残る。
本当は、見せたくない。
絵本を読んであげたい。一緒に遊んであげたい。
でも、どうしても一人の時間がほしいときがある。
仕事のメールを返したい。
皿を洗いたい。
10分でいいから、何もしない時間がほしい。
だから、YouTubeを見せる。TVerで好きな番組を見せる。
わが家は4歳と2歳。渡すのは、たいてい朝と夕方だ。
「本当は見せたくない」は、みんな思っている
同じような声はある。
1歳半の子に動画を見せているという会社員の友人が「本当は見せたくない」と話していた。
絵本や知育玩具を活用したい思いもある。でも共働きで時間に追われて、家事の最中はどうしても動画を見せざるを得ない。
全部、同じだ。
さらに、こんなデータもある。
子ども向け動画アプリの利用時間は、朝方と夜6時から8時ごろに大きく上昇する。出勤前や退勤・帰宅後など、親が慌ただしく過ごしている時間帯の利用が多い。
朝と夕方。
まさに、わが家がタブレットを渡す時間帯だ。
全国の親が、同じ時間に、同じ罪悪感を抱えながら、同じボタンを押している。
見終わったあとに聞く、2つの質問
でも、罪悪感だけ抱えていても仕方がない。
見せるなら、そこで終わらせないほうがいい。
そう思って、わが家では、見終わったあとに必ず聞くようにしている。
「どんなお話しだった?」
「そのとき、どんな気持ちになった?」
この2つ。
たったこれだけなのだけど、けっこう効く。
まず、見たものを言葉にする練習になる。
覚えていることを思い出して、順番に並べて、人に伝える。
そして2つめの質問が大事だと思っている。
「どんな気持ちになった?」
これを聞くと、ただのあらすじ報告じゃなくて、自分の感想が出てくる。
こわかった、うれしかった、ずるいと思った。
自分の心が動いたことに、自分で気づく。これって、けっこう大きい。
大事なのは、内容より「見せ方」
乳幼児の発達に詳しい東京大学大学院の研究では、こんな話がある。
子どもが選ぶ動画を通じて、親は子どもの好き嫌いや関心、変化を知ることができ、いろいろな遊びのきっかけにもなる。動画視聴の是非や内容より、視聴の仕方に気を付けたり工夫したりすることのほうが大切だ。
是非や内容より、視聴の仕方。
これは、すごく救われる言葉だと思う。
「見せるか、見せないか」の1か0で悩んでいたけれど、そこじゃなかった。
一緒に見られたら、それがいちばんいい。
でも、それができない日もある。そういう日は、せめて見終わったあとに、話す。
これも立派な「視聴の仕方の工夫」なんじゃないか。
動画の時間が、会話と遊びに変わる
子どもが何を好きなのか、はっきりわかる。
どのキャラが好きで、どの場面で笑って、何をこわいと思ったか。
これは、こっちが一方的に「これ見なさい」と与えていたら、わからないことだ。
そして、その情報は、そのまま次の遊びのネタになる。
好きなキャラのごっこ遊び、真似したがっている動き、興味を持った生き物。
つまり、罪悪感で終わっていたはずの時間が、会話と遊びの材料に変わる。
一人の時間ももらえて、そのうえネタまで手に入る。
いまも動画を渡すときは、ちょっと後ろめたい。
たぶん、この後ろめたさはなくならないし、なくならなくていい気もする。
でも、見せたあとに2つ聞くようになってから、少しだけ胸を張れるようになった。
「見せてしまった」ではなく、「見せた。そのあと、話した」に変わったから。
あなたは、動画を見せたあと、子どもと何を話していますか?
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