夫婦の価値観の違いは家庭の財産|4歳がハンカチで教えてくれたこと【4歳・2歳のパパ】
- yutaromaru111
- 8月26日
- 読了時間: 3分
イオンのトイレで、4歳の長男に叱られました。手を洗ったあと服で拭いていたぼくに向かって、「パパ、ハンカチあるから貸してあげたのに!」。
夫婦の価値観の違いって、すり合わせるものだとずっと思っていました。でもこの日、違いは家庭の財産にもなるんだと気づいたんです。
4歳に「手、どこで拭いたの?」と叱られた日
一緒にトイレに行って、ぼくが先に用を足しました。手を洗って長男を待っていると、血相を変えてこう言われます。
「パパ、手洗った?!洗って、どこで拭いたの?!」
「え、あ……手洗って、服で拭いたよ」
「もう!ハンカチあるから貸してあげたのに!」
トイレの手洗い場で、4歳に完敗した瞬間でした。
ハンカチを持ち歩く習慣は妻がつくった
白状すると、ぼくにはハンカチを持ち歩く習慣がありませんでした。手を洗ったらペーパータオルかハンドドライヤー。それが当たり前だと思って、38年間生きてきたのです。
一方の長男は、最近ハンカチを常に持ち歩くようになりました。しかも、ただ持っているだけじゃない。ちゃんと使っているし、あろうことか人に貸そうとしている。
これは、まちがいなく妻のおかげです。ハンカチを持たせる、洗ってたたんで補充しておく、朝に渡す。その積み重ねが、長男の中に「ハンカチを持つ文化」をつくりました。ぼくには、なかった文化です。
子どもは夫婦のあいだの翻訳者になる
もしこれを、妻から直接言われていたらどうだったでしょう。
「あなたもハンカチ持ったら?」
……たぶんぼくは「まあ、そのうちね」と流していたと思います。悪気はありません。でも大人同士だと、生活習慣の指摘はどうしても「注意」の色を帯びます。言うほうも気をつかうし、言われるほうも身構える。
でも、長男から言われたら話は別でした。あの一言には、注意の色がありません。あるのは「パパに貸してあげたかったのに!」という、まっすぐな善意だけ。だからすんなり入ってくるんです。
子どもは、夫婦のあいだの翻訳者になることがある。妻の価値観が長男というフィルターを通って、いちばん受け取りやすい形でぼくに届く。なかなかすごい仕組みだと思います。
夫婦の価値観の違いは家庭の財産になる
夫婦の価値観の違いは、たいてい「すり合わせるもの」「ぶつかるもの」として語られます。たしかに、そういう面もあります。
でも今回のことで思いました。違いは、家庭に持ち込まれる文化の数でもあるんだと。
ぼくになかったハンカチの文化を、妻が持ち込んでくれた。それが長男に受けつがれ、めぐりめぐってぼくにも届きました。もし夫婦の習慣がまったく同じだったら、この文化は家に一つも入ってこなかったはずです。
38歳、4歳に叱られて始めた習慣
そんなわけで、38歳のぼくは今、ハンカチを持ち歩くようになりました。
次にトイレで会ったら、今度はこっちが貸してあげたい。
あなたの家に、パートナーが持ち込んでくれた習慣はありますか。
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