子どもに怒鳴って後悔した夜|「怒らない親」より「仲直りできる親」でいい【4歳・2歳のパパ】
更新日:8月21日
「もう怒鳴らないぞ」と決めたはずなのに、余裕がない日にかぎって、大きい声のほうが先に出てしまう。夜、子どもの寝顔を見ながら後悔する。そんな経験はありませんか?
ぼくは4歳と2歳の男の子を育てる2児のパパです。この記事では、感情的に怒鳴って4歳の長男を泣かせてしまった夜の話と、そこから見えてきた「怒らない親」より「仲直りできる親」という考え方を、体験談ベースでお話しします。
きっかけはWi-Fiルーター事件
その日は、夜9時からZoomの打ち合わせがありました。夜ご飯とお風呂に追われながら、ぼくは少し焦っていました。
そんなとき、見つけてしまったのです。仕事部屋のWi-Fiルーターが、コンセントから抜かれているのを。
「だれだ!これ抜いたの!」
つい、怒鳴ってしまいました。犯人探しは、すぐそばにいた2歳の次男から始まりました。
「これ取った?」「とってない。にいにがとってた!」
素直すぎる2歳児の告発。パパの怒りの矛先は、4歳の長男に向かってしまいました。
「これは、とったらダメなやつだよ!パパ仕事できなくなっちゃうよ!わかった!?」
長男は素直にうなずいて、理解したように見えました。このときぼくはまだ、気づいていませんでした。長男が、ぼくに怯えて泣いていたことに。
「パパ、だっこして」怒りの正体は八つ当たりだった
少し経って、家族におやすみを言うためにリビングに入ると、長男が急に抱っこをせがんできました。
そのとき、ずっと長男のそばにいた妻が教えてくれたのです。「パパにおっきい声で怒鳴られて、ビクッてして、さっきまで泣いてたんだよ」と。
長男は本当にやさしい子で、怒っている人や怒鳴り声が得意ではありません。申し訳ないような、自分が情けないような気持ちになりました。
そして気づいてしまったのです。さっきの怒りは「しつけ」の顔をしていたけれど、中身はほとんど、焦っていた自分の八つ当たりだったことに。
ルーターを抜いた長男は、パパを困らせたかったわけではありません。ただ、コンセントが気になっただけの4歳児です。怒りの本当の原因は、長男ではなく、余裕をなくしていたぼくのほうにありました。
4歳の息子に、抱っこしながら謝った
腕の中の長男に、謝りました。
「大きな声だして、ごめんね。パパ、嫌なことあるとすぐ大きな声だしちゃって。だからともだち少ないんだ」
「そうなの?ぼくはいっぱいともだちいるよ?」
「うーはやさしいもんな。きっとすてきな大人になるよ」
「そっか!」
このとき長男は、少し嬉しそうな、なんだか納得したような顔をしていました。
大人が子どもに謝るのは、負けることでも、親の威厳が崩れることでもありません。むしろ逆で、「怒ったまま終わらせない」という約束を、行動で見せることなのだと思います。
パパの布団で眠っていた長男
仕事が終わって、寝静まった寝室に入ると、妻と次男が眠るなか、長男はなぜか、パパの布団で寝ていました。いつもはママにくっついて、ママの布団で寝るのに。
その小さな背中を見て、思いました。(赦してくれたのか?)
怒鳴られて、泣いて、それでもパパの布団を選んで眠る息子。怒鳴って、泣かれて、抱っこして、お話しして。そんな夜だったけれど、少しは心を通わせられたのかもしれません。
「怒らない親」より「仲直りできる親」でいい
感情的に怒ってしまったこの夜の後悔は、いまも消えていません。
でも、消えなくていいのかもしれません。きっとまた、怒ってしまう日は来ます。親も人間だからです。
だから目指すのは、「怒らない親」ではなく、怒ったあとに、ちゃんと仲直りできる親。抱っこして、目を見て、「さっきは、ごめんね」と言う。
子どもは、親が完璧かどうかなんて、たぶん見ていません。怒ったあと、どうしてくれたか。そちらを見ている気がします。
後悔はこれからも増えていくけれど、その隣に同じ数だけ「仲直り」を並べていけたら、それも悪くない。パパの布団で眠る長男に、赦してくれたのかなと思えた、あの夜のように。
怒ってしまった日、あなたはそのあと、どうしていますか?
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