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旅行直前に子どもが体調不良…4歳児が自分で立て直した話と「ご褒美声かけ」の葛藤【4歳・2歳のパパ体験談】

  • yutaromaru111
  • 4 日前
  • 読了時間: 4分

更新日:2 日前

「楽しみなイベントの直前にかぎって、子どもが体調を崩す」。パパママなら一度は経験する、あの絶望感。わが家でも家族旅行の前々日の夜中に、4歳の長男がまさかの嘔吐をしました。

この記事では、旅行をあきらめかけた状態から4歳児が自分の力で体調を立て直し、無事に家族旅行に行けた体験談と、そのとき使った「声かけ」への正直な葛藤を書きます。「ご褒美で釣ってるだけでは?」とモヤモヤしたことのあるパパママのヒントになればうれしいです。

旅行前々日の夜中、4歳長男がまさかの嘔吐

あさっては久しぶりの、家族でのお泊まり旅行。4歳の長男も2歳の次男も、指折り数えて楽しみにしていました。

そのタイミングで、長男が夜中に嘔吐。これにはパパもママもびっくりです。

「胃腸炎だったら一家全滅するよ?」ママの一言

医療に精通する妻は、早くも旅行の中止を前提に動き出しました。一方でパパは「まだ一日あるし、大丈夫っしょ」と心の中で甘く考えていた。そんなパパに、ママからの一言。

「胃腸炎だったら、一家全滅するよ?」

こわい。こわすぎる。たしかに、家族4人で旅先ダウンは最悪のシナリオです。前日はとにかく家でゆっくりしよう、と家族で決めました。どうしても旅行に行きたかったパパの頭には「キャンセル代」の4文字がチラついていました。

わが家の定番、祈りをこめた「洗脳」声かけ

わが家には、お楽しみイベントの前に定番の声かけがあります。

「ご飯を全部食べて、カラダを丈夫にしよう」「歯磨きして、虫歯をやっつけよう」「いっぱい寝て、元気を出そう」。そして締めはいつもこれです。

「じゃないと、風邪ひいて旅行行けないからね?」

全部この結論に着地させて、親の理想のペースに乗せていく。ある意味、洗脳です。今回の旅行前日も、祈りをこめてその声かけをしました。「おかしは今日はやめよう。ヨーグルトはオッケー。野菜いっぱい食べて、からだ強くしよう!」

返ってきたのは、長男の「ぼく、がんばるよ!」でした。

4歳児の、驚異の修正力

そこからの長男は、すごかった。

あれだけ大好きなお菓子をひとつも食べず、ヨーグルト・果物・野菜をちゃんと食べ、歯磨きをして、昼寝もがんばり、夜も早く寝ました。

結果、嘔吐の再発なし。熱も出ず。翌朝、家族全員元気に、お泊まり旅行に出発できたのです。4歳児の修正力、おそるべし。

「洗脳」の正体は、楽しみの共有だった

楽しかったお泊まり旅行。帰りの車で寝落ちした長男の顔を見ながら考えました。ぼくが「洗脳」と呼んでいたものの正体は、「楽しみの共有」だったのではないか。

「野菜を食べなさい」では、子どもは動きません。でも「旅行に行くために、からだを強くしよう」なら、自分から動く。やることは同じでも、目標が自分ごとになった瞬間、子どもは自分で自分を立て直せるのです。息子の底力を見た気がして、素直にうれしかった。

でも、これって「ご褒美で釣ってる」だけでは?

……と、きれいにまとめたいところですが、正直にいうと、モヤッとした不安も残っています。

これって結局、旅行というニンジンをぶら下げているだけじゃないか? ご褒美がなければ頑張れない子に育ってしまわないか? ご飯を食べるのも歯磨きも早寝も、本当は旅行のためじゃなくて自分のからだのためなのに、その大事なところがちゃんと伝わっているんだろうか?

親として、葛藤があります。

入口は、ご褒美でもいいのかもしれない

答えは出ないので、大人に置き換えて考えてみました。大人のぼくだって、純粋に「健康のため」だけで生活を整えられているかというと、ぜんぜんそんなことはありません。楽しみな予定があるから体調を崩したくないと思うし、大事な仕事があるから早く寝る。動機の入口が「楽しみ」であることは、大人も子どもも、実はそんなに変わらないのです。

それに今回、長男の中に残ったのは「お菓子を我慢させられた」記憶ではなく、「がんばったら、からだが元気になって、楽しいことができた」という成功体験かもしれません。これが積み重なっていけば、いつか「旅行のため」が取れて、「からだを大事にすると、いいことがある」という感覚だけが残ってくれるんじゃないか。

だから旅行から帰ったあと、長男にこう伝えました。

「旅行に行けたのは、きみが自分でがんばって、からだを治したからだよ」

ご褒美のおかげ、ではなく、自分でやりきったこととして。

これからもきっと「〜しないと、◯◯できないよ?」と言ってしまうときはあります。釣ってるだけかも、と迷いながら。それでも、迷いながら声をかけるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。

無事に旅行に行けたのは、まちがいなく長男のおかげ。きみの「ぼく、がんばるよ!」に、家族全員が救われました。

あなたは、子どもへの「ご褒美声かけ」、どう付き合っていますか?

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