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清里テラスの服装と持ち物|子連れで行った実記録【山頂カフェは現金のみ】

yutaromaru111
7月20日
読了時間: 8分

更新日:9月17日

夏の家族旅行、子どもの服装は「半袖だけ」で大丈夫?――そう思い込んでいたパパが、標高1,900mの高原で青ざめた体験談です。これから子連れで避暑地や高原へ出かける予定のパパママの参考になればうれしいです。


絶景リゾートの駐車場で、ぼくはひとり、青ざめていた。


場所は山梨県、清里テラス。車内では、妻と子どもたちが昼寝中。起こさないように静かにしながら、ぼくは車の外気温計を二度見した。


7月なのに、21℃。


半袖半ズボンの、完全なる夏の格好で来てしまったパパ。自分のことよりも、同じく半袖の4歳長男と2歳次男が心配になった。


(あれ?これ、外寒いって言って遊べないパターン?リフトに乗らずに帰ることになる……?)


先に結論、この3つだけ外さないでほしい


・上着を持つ。半袖だけで行くと、山頂で遊べない

・現金を持つ。山頂のカフェは現金しか使えない

・上りの最終は16時。そこから逆算して動く


この3つを外さなければ、あとはだいたい大丈夫だと思う。以下は、実際に4歳と2歳を連れて行った日の記録と、公式サイトで調べ直した情報です。

清里テラスってどんなところ?子連れ旅におすすめの理由

ここで少しだけ、清里テラスの紹介。子連れ旅の候補地を探している方に、けっこう本気でおすすめしたい場所です。


清里テラスは、山梨県北杜市の「サンメドウズ清里」の山頂エリアにある絶景スポット。標高はなんと1,900m。麓からパノラマリフトに乗って、約10分の空中散歩で山頂へ。テラスには大きなソファが点在していて、富士山や野辺山高原を見下ろしながら、カフェのドリンクやスイーツと一緒にのんびりできる。


子育て世帯として、行ってみて感じたポイントはこのあたり。


・リフトは子連れOK。3歳未満は無料で、膝の上や抱っこでの乗車になる(抱っこ紐があると安心)

・リフト往復券は大人3,000円、小学生2,400円、3歳以上の幼児2,200円(2026年シーズン)

・ソファ席は無料。確実に座りたい人向けに、予約制のプレミアムシートもある

・センターハウスのレストランでテイクアウトして、山頂で食べることもできる

・都心から車で約2時間、中央道・長坂ICから20分ほど


つまり、「登山はできないけど、山の上の絶景は見たい」子連れ世帯にちょうどいい場所。4歳児にとっては、リフトそのものがもうアトラクション。


ただし、ひとつだけ注意点がある。


標高1,900m、夏でも涼しいどころか、肌寒い。


そう、冒頭のぼくが青ざめていた理由。


清里テラスに子連れで行く持ち物リスト


タイトルに持ち物リストと書いておきながら、この記事には長いあいだ具体的なリストがなかった。4歳と2歳を連れて行った日に、実際にカバンに入っていたものを書き出しておく。


必ず持っていくもの


・上着(家族全員ぶん。これがないと山頂で遊べない)

・長ズボン(半袖半ズボンで行って、現地で履き替えた)

・現金(山頂のカフェスタンドは現金しか使えない。後述する)

・タオル

・虫除けスプレー


あると助かるもの


・抱っこ紐(公式も推奨している。うちは膝の上で抱えて乗ったが、じっとしていない子なら必須だと思う)


持っていけないもの


・お弁当やおやつなどの飲食物。公式サイトのよくある質問に「お持込みは場内すべてご遠慮いただいております」と書かれている。ただしサンメドウズ清里の中で買ったテイクアウト商品なら、山頂で食べられる。


つまり「おやつで機嫌をとる」作戦は、ここでは使えない。うちはこれを知らずに行った。山頂で買うことになるので、その分の現金もいる。


帽子と手袋は、7月なら要らなかった。ただしリフトの上は風がある。心地よい風だったけれど、帽子をかぶっていたら一瞬で飛んでいたと思う。


夏の清里テラスは何℃?実際に着せた服


車の外気温計は、7月で21℃だった。これは駐車場、標高1,600mでの数字だ。


公式サイトには「標高100m上がるにつれ体感温度で約1度下がるといわれます。薄手の上着を念の為、ご用意ください」と書かれている。駐車場から山頂までは300m上がるので、山頂はさらに下がる計算になる。


ただ体感でいうと、街から車で上がってきた身には、数字よりもずっと寒く感じた。風があるとなおさらだ。


わが家が実際にやったのは、この2つ。


・上は半袖の上に長袖を重ねた

・下は半袖半ズボンから長ズボンに履き替えた


これで4歳も2歳も「さむい」と言わずに済んだ。逆に言えば、上着がなければアウトだった。


山頂の設備(トイレ・おむつ替え・支払い)


ここがいちばん、行く前に知っておきたかったところ。


まず支払い。山頂のカフェスタンドは、現金しか使えない。リフト券の売り場ではクレジットカードも交通系ICも電子マネーもQRコード決済も使えるのに、山頂は現金のみだ。


うちはたまたま現金を持っていたから助かった。もし持っていなかったら、プリンもアイスもジュースも買えないまま、絶景をながめて降りることになっていた。ふだんキャッシュレスで暮らしている人ほど、ここは危ない。


次にトイレ。山頂では見当たらなかった。公式サイトにも山頂のトイレについての記載は見つけられなかったので断言はできないけれど、リフトに乗る前に、麓で全員済ませておくのが安全だと思う。おむつ替えのスペースも、山頂では見かけなかった。


リフトは上りも下りも約10分かかる。子どもが「トイレ」と言い出してから麓に着くまで、どう計算しても10分では終わらない。


ベビーカーは、山頂でも押せそうな地面だった。


ちなみに山頂で食べたのは、プリン、アイス、大人はコーヒー、子どもはりんごジュース。4人で4,000円くらいだった記憶がある。安くはない。


子連れの滞在時間は、だいたい40分


ソファ席でまったり。楽しく過ごせた
ソファ席でまったり。楽しく過ごせた



これも先に知りたかったことなので書いておく。


わが家が行ったのは平日の月曜日。リフトの待ち時間は0分だった。駐車場は無料で、広くて停めやすい。


そして山頂にいたのは、約40分。


絶景だった。ソファは大きくて、足を伸ばせば何時間でもいられる。いられるのは、大人だけだ。4歳と2歳は、40分でもう飽きていた。


その日のタイムラインはこうだった。


・ホテルをチェックアウトぎりぎりの10時まで粘る

・近くの牧場へ向かうが、月曜定休で空振り

・移動中に子どもが寝る

・清里テラスの駐車場で、家族全員で2時間弱の昼寝

・13時半ごろ、ようやくリフトに乗る

・16時ごろ、帰る


清里テラスそのものに使ったのは、2時間半くらい。半日の予定を組んでおけば、じゅうぶん足りる。


ソファ席については、ひとつ余談がある。無料の共有ソファがあるのに、4歳長男が「お金かかるやつがいい」と言い出した。泣く泣く有料席に座った。公式では要予約で、2週間前から受け付けている席だ。この日は平日で空いていたから当日でも座れたけれど、休日に行くなら予約前提で考えたほうがいい。

「大丈夫、上着もってきてるよ」妻の一言に救われた

リフトで登れなければ、清里テラスの楽しみは半減する。


せっかくここまで来たのに……と、車内でぐるぐる考えていたところで、妻が起きた。すぐに心配を共有した。すると、


「大丈夫、上着もってきてるよ」


(神!)


「パパの上着もあるからね」


「神ぃ!!!」


7月の旅行で、家族全員ぶんの上着まで準備してくれる人間が、どれだけいるだろう。


すくなくとも、ぼくひとりでは到底できない。行き先の標高から気温を逆算して、荷物を用意する。当日、車内で青ざめていただけのパパとの、この差よ。


曇り空でも、感動できた理由

上着を着込んで、家族4人でリフトに乗った。


全長1,100mを、ゆっくり10分かけて登っていく。4歳長男、2歳次男ともに大興奮。


てっぺんに着くと、絶景の……と言いたいところだが、あいにくこの日は曇り空。富士山は、見えなかった。


あいにくの曇り空
あいにくの曇り空

それでも、標高1,900mの涼しい風と、眼下に広がる高原の景色に、ちゃんと感動を覚えた。


そして、ふと思った。


(この感動、上着がなかったら、なかったな。)


もし子どもたちが「さむい」「かえりたい」とぐずっていたら、ぼくは景色どころじゃなかった。「ほら言わんこっちゃない」と家族がギスギスして、リフトにすら乗れなかったかもしれない。


景色に感動できたのは、視界の端に、上着を着てあったかそうに笑う子どもたちがいたからだ。

子連れ旅の感動は「見えない準備」でできている

旅先で「楽しかったね」と笑える裏側には、たいてい、親の見えない準備がある。


上着、着替え、おやつ、酔い止め、絆創膏、ウェットティッシュ。


使わなければ「荷物が多かったね」で終わるものたち。でも、必要になった瞬間、家族の一日を丸ごと救ってくれるものたち。


わが家では、その準備のほとんどを、妻がやってくれている。


ぼくは行き先を決めて、運転して、現地ではしゃぐ係。それはそれで役割だと思いたいけど、旅の土台を支えているのは、間違いなく妻のカバンの中身だ。


曇り空の清里テラスで、景色よりも先に、そのことに気づけた気がする。


ありがとう。今度の旅行は、ぼくが上着を詰めてみる。当日カバンを開けたら妻のぶんも入っていた、という話をいつか書けるように。


あなたの旅の「見えない準備」は、誰がしてくれていますか?


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